工数管理は、プロジェクト管理における重要な要素の1つです。それは、タスクの予定と実際の作業時間を追跡し、プロジェクトの進行状況を評価し、必要に応じてリソースの再配置などを行います。効果的な工数管理により、予算内で、予定通りにプロジェクトを完了することが可能になります。
Redmineでは、各イシュー(タスクや作業項目)に対してチケットを作成し、必要な作業時間(予定工数)と実際の作業時間(実績工数)を記録することができます。これにより、プロジェクトの進行状況を正確に把握し、予定と実際の差異を明確にすることが可能となります。
Redmine Studio では、
から作業内容を自動で取得し、ドラッグ&ドロップで簡単に工数を入力することができます!
実際の活動に基づいて入力することができるため、正確な工数を簡単に記録でき、精密な工数管理が可能となります。
さらに、チケット表編集を使えばプロジェクトの進行状況を簡単に確認&更新することができます。
Redmineには予定と実績を記録する機能があり、それらを用いて工数管理を行うことで、
などのメリットが受けられます。
一方で、
というデメリットがあります。
Redmine Studioでは、
自動的に作業内容を取得し、実作業に基づいた正確な工数を簡単に入力することができます。
あなたのプロジェクトでも、ぜひ活用してください!
Redmine Studioは、ドラッグ&ドロップするだけで、簡単に工数を入力することができます。
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RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビューの開催チケットや依頼チケットにWikiの記述を転記する機能についてです。本機能を使うことで、定型的な文言をWikiに定義しておき、それをトラッカーやタイトルに応じてチケット作成時に自動で説明に追加することができるようになります。
もともとは『レビューチケットを作成する時に、工程ごとのレビューのチェックリストをチケットの説明に自動で追加したい』というフィードバックをいただいたことがきっかけで対応した機能でした。
百聞は一見に如かず、ということでまず何ができるのかお見せしたいと思います。
このような「レビューチェックリスト」という名前のWikiがあったとします。そして、その中の「実装レビュー」のチェックリストを実装レビューのチケットに追加したいとします。
この場合、以下のように『レビュー対象のチケットのタイトルに「実装」が含まれていた場合、その開催チケットには、「レビューチェックリスト」ページの「実装レビューチェックリスト」セクションの内容を転記してね!』という風に設定を追加します。
この状態で条件を満たすように、タイトルに「実装」が含まれるチケットを対象として、「チケット作成」を実行します。
すると、以下のように開催チケットの説明に実装レビューのチェックリストが転記されます。
いかがでしょうか?
このように、②のチケットと転記内容の設定を工夫することで、工程ごとのチェックリストを、それぞれのレビューチケットに自動で追記することができるという機能となっています。
以降では詳細な設定方法について解説していきます。
レビュー画面を開いて、左下の「」をクリックしてください。「レビューの説明」のタブを選択して、「開催チケットへの転記」もしくは「依頼チケットへの転記」にチェックを入れ、転記の設定を追加することで、転記機能を有効にできます。
ここでは転記を実施したいチケットの種類に応じて、「開催チケットへの転記」と「依頼チケットへの転記」を使い分けてください。RedmineStudio を使ったレビュー作業でのチケット構成についてはこちらをご覧ください。
個別の転記の設定のやり方について解説します。
「プロジェクト」「レビュー対象のトラッカー」「レビュー対象のタイトル」の設定を使って、転記を行う条件を設定し、「Wikiページ」以降の設定で転記する内容を設定していきます。
上記の例では、以下のような転記を実現することができます。
また、これらの転記の設定は右上の「テスト」ボタンを押すことで、転記される内容を確認することができます。意図した通りの内容になっているかどうか確認する際にお使いください。
以上で、チケットの説明にWikiの記述を転記する機能についての解説は終了です。
いかがでしたでしょうか?
『工程ごとに異なるチェックリストをそれぞれの工程のレビューチケットの説明に追加する』
この、ちょっと聞いただけでも面倒くさそうな作業の省力化にRedmineStudioが少しでも貢献できたなら、とてもうれしいです!
実際に転記される文字列を確認できる「テスト」ボタンも用意していますので、是非、実際に触ってもらって、皆様の業務に役立つような使い道を見つけていただけると幸いです。
また、機能の追加や改善に関するフィードバックはいつでもお待ちしております!
何かございましたら、是非、ご連絡ください。
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RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビュー対象の工程を指定し、チケットに記録する方法についてです。
レビューの工程を指定すると「設計レビュー」や「実装レビュー」といった形で分類でき、それぞれの指摘がどの工程で行われたものかを振り返ることが可能になります。
是非、最後までご覧ください。
以降では、まず、工程の選択肢を設定するためのカスタムフィールドの追加方法について説明したあと、レビューに工程を設定するための具体的な方法について解説します。
Redmineの設定でカスタムフィールドを追加する方法を解説します。
カスタムフィールドには種類がたくさんありますが、ここではチケットに選択肢形式のカスタムフィールドを追加する方法を解説します。追加するためにはシステム管理者の権限が必要です。
管理画面からカスタムフィールドの設定画面を開いてください。
「新しいカスタムフィールド」をクリックすると「カスタムフィールド」の追加画面を開くことができます。
まず、カスタムフィールドを追加する対象として「チケット」を選択して「次」をクリックしてください。
形式で「リスト」を選択し、「名称」と「選択肢」を入力してください。次に、追加するカスタムフィールドを表示するチケットの「トラッカー」と「プロジェクト」を選択してください。
各設定が完了したら「作成」をクリックしてカスタムフィールドを追加してください。
設定画面からレビューのタブを開き、「レビュー対象の工程を指定」のチェックを入れてください。それから先ほど追加したカスタムフィールドを選択してください。この設定は引き継がれるので、操作は初回のみで構いません。
有効にするとレビュー画面に「レビュー対象の工程」を指定する項目が表示されます。
上記で設定したカスタムフィールドの選択肢が表示されるので、適切な工程を選択してください。
ここでは、カスタムフィールド「検出工程」に設定された「機能仕様」「設計」「実装」「テスト」の4つが選択肢として表示されています。また、工程を変更することでレビューのチケットのタイトルなども連動して変更されます。
この状態でチケットを作成するとレビューの「開催チケット」や「依頼チケット」に工程が設定された状態となります。今回の例ではカスタムフィールド「検出工程」に設定されることになります。
また、「依頼チケット」の指摘作成のリンクから「指摘チケット」を作成しようとした場合も、デフォルトで「検出工程」にレビュー画面で選択した工程が設定されるようになります。これによりレビューアに追加の作業をさせることなく工程の記録ができるようになります。
以上でレビュー対象の工程を指定し、それをチケットに記録する方法についての解説は終了です。
いかがでしたでしょうか?
レビューの振り返り、その最初の一歩が指摘を工程ごとに分類することかなって思います。本機能ならレビューアや開催者に新たな負担を強いることなく実現できますよ!
また他の記事でお会いしましょう。
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RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビューの方法の設定と、一歩進んでOutlookとの連携機能についてです。
Outlookと連携することでレビューの日程調整がとてもやりやすくなります。
是非、最後までご覧ください。
RedmineStudioでは、“参加者が実際に集まる必要があるかどうか?”という観点でレビューの方法を二つに分けています。
これらはあくまで実際に必要となる作業を基準に二つに分けたもので、一般的なレビューの種類やそれぞれのレビューの手法とは異なっていますので、ご注意ください。
レビューの方法を指定する方法を解説します。
設定画面からレビューのタブを開き、「レビュー方法の指定」のチェックを入れてください。この設定は引き継がれるので、操作は初回のみで構いません。
有効にするとレビュー画面に「レビュー方法」を指定する項目が表示されます。
レビュー方法は「机上レビュー」か「対面レビュー」のどちらかを選択してください。デフォルトでは「机上レビュー」が選択されています。
設定画面からレビューのタブを開き、「Outlookとの連携」のチェックを入れてください。この設定は引き継がれるので、操作は初回のみで構いません。
「Outlookとの連携」を有効にした状態でレビュー方法を「対面レビュー」に設定すると、「Outlookの予定を作成する」のチェックが表示されるようになります。このチェックを入れた状態で「チケット作成」を行うと、チケットの登録と同時にOutlookの予定も作成することができます。
この予定にはレビュー画面で設定していた“開催日時”と“レビューア”が反映されており、「会議出席依頼」をクリックすることで、そのままレビューアへ出席依頼のメールを送信することもできます。
また予定の内容も設定した項目が自動で反映されます。必要に応じて編集を行ってください。
Outlookのスケジュール機能を使って、参加者の空いている時間帯を簡単に見つけ出すための機能です。「Outlookとの連携」を有効にすると「Outlookで予定を調整」ボタンが表示されるようになります。レビューアを選択し、ボタンをクリックするとレビューアが宛先に入った状態でOutlookの予定の画面が表示されます。
ここで「スケジュール」をクリックすると、選択されたレビューアの予定が一覧で表示されます。全員の予定が一目で確認できますので、空いている時間を選択してください。
この状態で予定の画面を閉じると、選択した時間帯がレビュー画面の「開催日時」に反映されます。この時、予定を保存する必要はありません。予定の追加も併せて行いたい場合は、上記の「Outlookの予定を作成する」機能を使用してください。
以上でレビュー方法の設定とOutlookとの連携機能の解説は終了です。
いかがでしたでしょうか?
忙しい方々とのレビューの日程調整って、候補日を決めるだけでも苦労したりしますよね。
そんな悩みを少しでも和らげられると嬉しいです。
また他の記事でお会いしましょう。
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RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビュー用のチケットに対応するトラッカーを設定しようというお話です。
Redmineでトラッカーを追加する方法からアプリでの設定まで解説しています。
是非、最後までご覧ください。
Redmineの設定でトラッカーを追加する方法を解説します。
追加するためにはシステム管理者の権限が必要です。
管理画面からトラッカーの設定画面を開いてください。
「新しいトラッカー」をクリックすると「トラッカー」の追加画面を開くことができます。
名称を設定し、設定が完了したら、「作成」をクリックしてトラッカーを追加してください。
各項目については以下の点に注意してください。
ワークフローとは、チケットが次に遷移可能なステータスをまとめて設定したものです。この設定は、ロールごと、もしくは、トラッカーごとに設定が行えるため、トラッカーを追加した場合、同時に設定を行う必要があります。この設定がうまくいっていないと、チケットのステータスを特定のものに更新できないといったトラブルにつながるのでご注意ください。
管理画面からワークフローの設定画面を開き、ロールとトラッカーを選択して、編集をクリックしてください。ロールによる制御を行っていない場合、ロールは「すべて」で構いません。トラッカーは、先ほど作成したものを選択してください。
デフォルトではチェックが一つも入っておらず、ステータスの遷移が全く行えない状態になっています。必要な箇所にチェックを入れ、ステータスの遷移ができるように設定してください。
トラッカーの追加の際に「ワークフローをここからコピー」の項目で既存のトラッカーを選択していると、そのトラッカーに設定されているワークフローが設定された状態でトラッカーの追加が行えます。ワークフローを新しく定義する必要のない場合はそちらをお使いください。
トラッカーの追加は以上で完了です。
正しく追加出来ていれば、プロジェクトの設定の「チケットトラッキング」の「トラッカー」の項目に追加したトラッカーが表示されているはずです。
アプリで追加したトラッカーをレビュー用のトラッカーとして設定する方法です。
Redmineでのトラッカーの追加作業と連続で行う場合、追加完了後にアプリを再起動してください。
レビュー画面を開いて、左下の「」をクリックしてください。
レビューのタブを選択し、「開催チケット」「依頼チケット」「指摘チケット」のそれぞれに追加したトラッカーを設定してください。
設定は以上で完了です。
この状態でチケット作成を実行すると以下のように、それぞれのトラッカーが設定された状態でチケットが作成されます。
以上でレビュー用のトラッカーの設定方法の解説は終了です。
いかがでしたでしょうか?
『チケット駆動』で進めるにあたって、チケットを適切に割り当て、管理していくことはとても重要です。今回、紹介したトラッカーの設定はその第一歩となるので、是非お試しくださいね。
また他の記事でお会いしましょう。
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RedmineStudioのレビューチケット作成機能についてのクイックスタートです。
もともとはOSSの別アプリとして提供していたのですが、工数管理との連携によって、より一層便利に使っていただくため、RedmineStudioに統合しました。
RedmineStudioが提案する『チケット駆動』でのレビュー作業。
その目指すところに少しでも共感いただければ幸いです。
まずは『チケット駆動』で行うメリットと実際のチケット構成についてです。
次は『チケット駆動』を行うにあたって、どのようにチケットを作成していくかについて説明します。RedmineStudioでは、以下のようなチケット構成でレビュー作業を実施します。
上記の例は、「開催者」が「A」さんと「B」さんに #1274 のレビューを依頼しています。
また、これらのチケットから、現在の状態が以下のようであることがわかります。
(このように簡単に可視化されるのもチケット駆動ゆえのメリットです!)
RedmineStudioではこのようにレビューの作業をチケット化していきます。
しかし、こんなチケットの構成を作るのは大変じゃないか?と思われるかもしれません。
そこで、レビューチケット作成機能の出番となります。
実際のレビュー作業の進め方を見ていきましょう。
ここでは最小限の機能や設定に絞って、流れを説明したいと思います。
ここは、レビュー開催者の作業となります。
レビューの「開催チケット」と「依頼チケット」を作成します。
入力画面の左から「レビュー」を選択し、「レビュー対象」「期間」「レビューア」を設定して、「チケット作成」ボタンをクリックしてください。
そうすると、以下のような開催者が担当者である「開催チケット」が作成され、その子チケットとして各レビューアへの「依頼チケット」が作成されます。
これでレビューの準備は完了です。
ここからは、レビュー開催者とレビューアが協力して作業を進めていきます。
レビューアはレビューを実施していきましょう。
アサインされた「依頼チケット」は以下のようになっています。
指摘の追加は「指摘」のリンクをクリックしてください。
クリックすると、チケット作成画面が表示されるので、指摘の内容に沿って「題名」や「説明」を記載したら、「作成」をクリックしてください。すると以下のように「開催チケット」の子チケットとして、作成した「指摘チケット」が登録されます。
レビューアは、レビュー対象にすべて目を通し、すべての指摘を行ったら、「依頼チケット」をクローズしましょう。これにより自分がレビューし終えたことを他の人に共有ことができます。
レビューアが指摘を追加してくれたら、レビュー開催者はそれに対応していきましょう。
指摘の反映を行ったら、指摘してくれたレビューアに内容の確認をお願いします。レビューアが確認して問題なければ、このレビュー指摘への作業は完了なので「指摘チケット」をクローズしてください。もし、対応内容に不足している箇所などがあれば、この「指摘チケット」上でやり取りをして、作業を完了させましょう。
すべてのレビューアのレビューが完了し、すべての指摘に対して対応を行ったら、レビュー作業は完了です。チケットとしては、すべての「依頼チケット」と「指摘チケット」をクローズさせることで、「開催チケット」をクローズすることができます。
以上で RedmineStudioを使ったレビュー作業は完了です。
いかがでしたでしょうか?
『チケット駆動』と言っても、実際の作業としてはそんなに難しくなかったと思います。
クイックスタートと言いながら、アプリの話はあんまりできませんでしたね。
まだまだ紹介できていない機能ばかりです。
使ってもらった方からのフィードバックから実現した機能もあるのでご期待ください。
ただ、このやり方を初めてご覧になられた方の中には、
突拍子もなく現実的ではないと思われた人もいるかもしれません。
もちろん、普段の業務で『慣例』となっていることには、積み重ねてきた実績があります。
そして、過去には合理的な理由があったからこそ、ここまで積み重なってきたのでしょう。
でも、僕はやっぱり提案したいです。
「Excelでのレビュー、もうやめませんか?」
]]>Comming Soon… >>
RedmineStudioの設定の解説その4です。
設定の解説は設定画面のタブごとに行っています。
本記事では、以下の設定の解説を行っています。
入力画面に表示したい追加のユーザを選択してください。
本設定を有効にするには、「全般」の「システム管理者のAPIアクセスキー」が設定されている必要があります。
ここで選択されたユーザは、以下のように入力画面に表示されます。これにより、作業時間の入力状況の確認したり、「共同作業」の相手として設定することができます。
「共同作業」とは、ミーティングや対面でのレビューのように一緒に行った作業について、相手の作業時間入力の手間を減らすため、事前に登録を行う機能です。相手は承認を行うだけで、設定されたチケットや作業分類の通りに作業時間が登録されます。もちろん、登録を解除して自分で入力することもできます。
RedmineStudioでは選択された日付の作業実績をCSV形式で出力することができます。本設定では出力するCSVの形式と、それを使って外部のツールを起動する設定を行います。これらの設定を行うことで、Redmineだけでなく、会社の勤怠管理システムといった他のツールと連携させることが可能になります。
出力するCSVの形式に関する設定を行います。
出力したCSVファイルを引数として外部ツールを起動させるための設定を行います。
この時のCSVファイルは一時フォルダ(%TEMP%)に保存され、処理の完了後に削除されます。
例えば、以下のように設定を行います。
「外部ツールのパス」:C:\Program Files (x86)\Notepad++\notepad++.exe
「コマンド引数」 :{filename}
この状態で入力場面の「外部ツール」をクリックすると出力されたCSVのパスを引数にしてnotepad++が起動されます。
上記の例はあくまでテキストエディタでCSVファイルを開くだけですが、外部ツールに会社の勤怠管理システムを設定すれば、Redmineに作業時間を登録するのと同じように、勤怠管理システムとも連携を行うことができます。また、バッチファイルなどを挟むことで、より柔軟な処理も可能となるでしょう。
是非ご活用ください。
これでRedmineStudioの設定の解説その4は終了です。
他の設定に関してはリンク先をご覧ください。
RedmineStudioの設定の解説その3です。
設定の解説は設定画面のタブごとに行っています。
本記事では、以下の設定の解説を行っています。
重要な設定に関しては「*」を表示してあります。
Outlookとの連携機能を使用するかどうかを項目の左のチェックで設定してください。
この設定を変更した場合、適用するためにアプリの再起動が必要です。
Outlookとの連携を使用しない場合、チェックを外し、下記の設定も不要です。
Teamsとの連携機能を使用するかどうかを項目の左のチェックで設定してください。
この設定を変更した場合、適用するためにアプリの再起動が必要です。
Teamsとの連携を使用しない場合、チェックを外し、下記の設定も不要です。
入力画面の下のチケットの一覧に表示する内容を設定します。
左のリストにすべてのクエリが表示されますので、その中からチケットの一覧に設定したいものを「」ボタンで右のリストに追加してください。右のリストに追加されたものが入力画面に表示されます。
上記のように設定を行うと以下のように表示されます。
この例では、カスタムクエリ「サンプル_定例業務」が「定例業務の親チケットの配下にあるチケットをすべて取得する」というクエリになっているため、このような表示となっています。
また、マイチケット(自分が担当のチケット一覧)とお気に入りはデフォルトで表示されます。お気に入りには、一番左の「☆」をクリックすることで追加できます。「★」のチケットはすでにお気に入りに追加されています。
これでRedmineStudioの設定の解説その3は終了です。
他の設定に関してはリンク先をご覧ください。
RedmineStudioの設定の解説その2です。
設定の解説は設定画面のタブごとに行っています。
本記事では、以下の設定の解説を行っています。
「作業分類」とはRedmineが提供してくれている「作業時間」(=工数)のカテゴリーのことです。この「作業分類」は、Redmineに「作業時間」を登録する際に必ず設定する必要があります。
「作業分類」の一覧はRedmineの [管理]-[選択肢の値] の中にある「作業分類(時間管理)」で確認することができます。これらは、それぞれの用途に合わせて自由に追加したり、編集することができます。
また、これらの「作業分類」をそれぞれのプロジェクトの設定画面の [時間管理] で有効にすることにより、そのプロジェクトの「チケット」に対して設定できるようになります。
RedmineStudioでは、入力画面の左側の作業分類一覧に、選択された「作業実績」で設定可能な「作業分類」を表示しており、そこから選択して設定するようになっています。
作業分類に対して以下の設定を行ってください。
作業分類の設定画面の一覧には、有効になっているすべての作業分類が表示されています。ただし、設定画面から「作業分類」自体の追加や編集はできません。追加や編集は、Redmineの設定画面から行ってください。また作業分類のカラムは名前の表示のみで編集はできません。
本設定を有効にすることで「作業分類」と同名のチケット、または、その子チケットに対して、自動で、その「作業分類」が割り当てられるようになります。例えば、「ミーティング」という作業分類があるとします。そして、「ミーティング」というチケットを作成し、その子チケットとして「TL定例ミーティング」と「朝会」というチケットを作ったとします。このようにすると「TL定例ミーティング」もしくは「朝会」のチケットを作業実績に設定すると、自動で「ミーティング」の作業分類が設定されます。
作業分類の自動振り分け設定とは、「作業実績」の「チケット」から条件に従って「作業分類」を自動で設定する機能です。この設定を行うことで、「作業実績」に「チケット」を設定した時点で「作業分類」が自動で設定されるようになり、一覧から個別に選択して設定するといった手間を省略することができます。
条件は、チケットの以下の要素の組み合わせで設定することができます。
例えば、以下のような感じで条件を設定できます。
設定画面では以下のように設定します。
設定行の左端の「+」をクリックして条件の一覧を表示させ、右の「+」をクリックして設定を追加してください。下のキャプチャでは“開発”という作業分類に対して、上の2つの条件が設定されています。
また、これらの条件は「振り分け条件」の設定に従って結合されます。「かつ」か「または」から選択してください。デフォルトでは「かつ」に設定されており、すべての条件を満たすチケットが対象となります。「または」に設定した場合、いずれか一つでも条件を満たした場合、そのチケットが対象となります。
次はチケットの階層構造による条件の適用方法についてです。
条件の適用は対象となったチケットに親チケットが存在した場合、遡って判定が行われます。
この条件の判定は、まず設定されたチケットを対象とし、条件に合致しなければ、その親チケットを、また条件に合致しなければ、その親チケットを…といったように遡って判定が実施されます。もちろん、親チケットが存在しなかった場合、遡っての判定は行われません。
たとえば、「トラッカーが機能である」という条件あった場合、以下のようなケースでは、選択されたチケット(#1232)はトラッカーが「実装」であるため、適用されません。しかし、親チケットをさかのぼっていくとトラッカーが「機能」であるチケット(#1130)が存在するため、条件に合致したとみなされます。
次は作業分類の設定の順番と自動振り分けの適用順についてです。
自動振り分けの適用順は、作業分類の設定行の順番を変更することで設定できます。設定画面で一番上に設定されたものから順に判定を行っていき、合致するものが見つかった時点で、その作業分類が適用されます。
また、入力画面の作業分類の一覧では特定の作業分類を先頭に固定できますが、それによって適用順が変更されることはありません。
これでRedmineStudioの設定の解説その2は終了です。
他の設定に関してはリンク先をご覧ください。
RedmineStudioの設定の解説その1です。
設定の解説は設定画面のタブごとに行っています。
本記事では、以下の設定の解説を行っています。
画面左下の「」をクリックして設定画面を開いてください。
設定が完了したら「OK」ボタンをクリックしてください。
設定によってはアプリの再起動が必要になる場合があります。
設定を外部のJSONファイルから読み込むことできます。
「インポート」できるのは、後述の「エクスポート」機能を使って出力したファイルのみです。
RedmineStudioでは、設定のタブごとの個別の「インポート」と、設定全体を対象としてまとめて実施する「全体インポート」の二種類を用意しています。それぞれのタブの個別の「インポート」ボタンでは、そのタブの設定のみがインポートされます。一方、設定画面左下の「全体インポート」ボタンでは、すべてのタブの設定がまとめてインポートされます。
「全体インポート」はどのタブを開いた状態で行っても構いませんが、個別の「インポート」に関しては、それぞれの対応したタブを開いた状態で、対応したファイルを選択して、実行する必要があります。
設定を外部にJSONファイルとして保存することができます。
「インポート」と同様に、設定のタブごとの個別の「エクスポート」と、設定全体をまとめて対象とする「全体エクスポート」の二種類を用意しています。それぞれのタブの個別の「エクスポート」ボタンでは、そのタブの設定のみがエクスポートされます。一方、「全体エクスポート」ではすべてのタブの設定がまとめてエクスポートされます。
この「インポート」「エクスポート」機能を使用することにより、チーム内などで設定を共有し、素早く展開することができます。また、パスワードなど一部の設定は「インポート」と「エクスポート」の対象外となっておりますので、ご了承ください。
重要な設定に関しては「*」を表示してあります。
「言語」と、「URL」「ユーザ名」「パスワード」の3つの設定を行ってください。
これらの設定は必須項目となっています。
「ユーザ名」と「パスワード」は、インポートとエクスポートの対象外です。
システム管理者の権限を持つユーザのAPIアクセスキーを設定してください。自分のアカウントに権限がない場合、権限を所持している他の人のAPIアクセスキーを入力してください。
この設定は必要に応じて行ってください。主に、ユーザの情報を取得するために使用され、入力画面で他人の作業時間の入力状況も確認したい場合に、設定する必要があります。
「システム管理者のAPIアクセスキー」は、インポートとエクスポートの対象外です。
Redmineが稼働しているサーバがBasic認証を行っていた場合、チェックを入れ、それぞれの設定を行ってください。Basic認証を使用していない場合、この設定は不要です。
これらの設定は、インポートとエクスポートの対象外です。
始業時間やそれぞれの時間帯の区分など、一日の中の時間に関する設定を行います。
作業時間の入力する単位を5分~30分の範囲で設定してください。
「一日の開始時刻」と「業務開始時刻」を設定してください。
「一日の開始時刻」は日付の切り替わる時刻です。また「業務開始時刻」は表示範囲の開始時刻となります。デフォルトでは、それぞれ、5:00 と 9:00 が設定されています。
フレックスタイム制を使用するかどうかを設定してください。
有効にすると、以下の時間設定において、コアタイムかどうかの設定を行うことができるようになります。これにより、残業時間などを計算する際にそれを反映した形で行うことができます。
以下の設定を各時間帯に対して行ってください。
設定行の追加や削除は、右の「+」ボタンや「ー」ボタンで行えます。
週単位や年単位で休みの設定などを行います。
それぞれの曜日を稼働日として扱うかどうかを設定してください。
稼働日に設定されなかった曜日に入力された作業時間に関しては、スケジュール設定の「時間設定」に関わらず、時間外として扱われます。
稼働日に関して特別な設定を行いたい日付を選択してください。
「稼働日」の設定で、稼働日と定められた日付が選択された場合、その日は特別な休日として扱われます。逆に、休日として定められた日が選択された場合、その日は特別な稼働日として扱われます。
祝日やそれぞれの会社特有の休みの日を反映したり、工場の都合などによる特別な稼働日を反映したい場合、本設定をご利用ください。
これらはOutlookに登録された予定の件名や分類を参照して、その予定が存在する時間帯を定時外(=休み)として扱う機能です。デフォルトでは無効となっているため、使用する場合、チェックを入れて有効にしてください。
本機能が有効になると、設定された件名や分類名を持つ予定があるかどうかを判定し、その予定があった場合、その時間帯を定時外として扱います。本機能は、個人の休暇を予定表から判定して、それぞれの処理に反映しようというものです。
例えば「特定の件名の予定を休暇に設定」の「件名の形式」に“休暇”と設定されていたとします。そして、3/19 の 9:00-12:00 に“休暇”という件名の予定が入っていた場合、この 3/19 の 9:00-12:00 は定時外(=休み)として処理されます。この場合、午前休となりますが、全休として設定したい場合、“休暇”の予定を 9:00-17:30 といった風に調整してください。
分類に関しても同様に設定ができ、その予定が存在する時間帯を定時外に設定できます。分類の場合は、分類の名前を判定に使用しています。
また、「件名の形式」と「名前の分類の形式」のどちらに関しても、正規表現が使用できます。例えば、「件名の形式」に“休暇|代休”と設定すると“休暇”または“代休”という件名を持つ予定が対象となります。
これでRedmineStudioの設定の解説その1は終了です。
他の設定は以下のリンクをご覧ください。