Warning: include_once(/home/redminepower/www/product/wp-content/plugins/rich-table-of-content/include/rtoc_edit.php): failed to open stream: No such file or directory in /home/redminepower/www/product/wp-content/plugins/rich-table-of-content/functions.php on line 167

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RedminePower https://www.redmine-power.com Sun, 03 Nov 2024 12:47:38 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8 https://www.redmine-power.com/wp-content/uploads/2022/12/cropped-TimePuncher_Icon-32x32.png RedminePower https://www.redmine-power.com 32 32 Redmineを活用したチケット駆動開発の効果的な進め方とベストプラクティス https://www.redmine-power.com/redmine/redmine%e3%82%92%e6%b4%bb%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e3%83%81%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88%e9%a7%86%e5%8b%95%e9%96%8b%e7%99%ba%e3%81%ae%e5%8a%b9%e6%9e%9c%e7%9a%84%e3%81%aa%e9%80%b2%e3%82%81%e6%96%b9/ https://www.redmine-power.com/redmine/redmine%e3%82%92%e6%b4%bb%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e3%83%81%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88%e9%a7%86%e5%8b%95%e9%96%8b%e7%99%ba%e3%81%ae%e5%8a%b9%e6%9e%9c%e7%9a%84%e3%81%aa%e9%80%b2%e3%82%81%e6%96%b9/#respond Sat, 23 Sep 2023 07:50:55 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=636
Contents
  1. はじめに
  2. Redmineの基本的な機能とチケット駆動開発への適用
  3. Redmineでチケット駆動開発を行う際のベストプラクティス
  4. チームとのコミュニケーションの強化
  5. まとめ

はじめに

チケット駆動開発とは

チケット駆動開発(Ticket-Driven Development、TDD)は、各開発タスクや課題を「チケット」という形式で管理するアプローチです。新しい機能の要求、バグの報告、その他のタスクがチケットとしてシステムに登録され、これをトリガーに開発が進められます。この方法を採用することで、作業項目が明確になり、漏れや重複を防ぐことができます。また、チケットに対して予定工数、実績工数を登録しておくことによって、分析などに役立てることができます。

チケット駆動開発のメリット

チケット駆動開発を用いることで、プロジェクトマネージャー、作業者の両方に以下のメリットがあります。

メリット
  • 明確なタスク管理
    各タスクがチケットとして明文化されるため、何を、誰が、いつまでに行うのかが一目で分かります。これにより、メンバー間の認識のズレや作業の漏れを防ぐことができます。
  • 進捗の可視化
    ガントチャートやタスクボードを用いることで、全体の進捗状況や個々のタスクの状態をリアルタイムで確認できます。これにより、必要に応じたアクションをタイムリーに取ることができます。
  • 予実管理
    タスクに割り当てられた予定時間と実際の作業時間を比較することで、作業の遅れや進捗の乖離を確認できます。これを基に、今後のスケジューリングやリソースの再配置を行うことが可能です。
  • メンバーとのコミュニケーション向上
    チケットのステータスやコメントを通じて、関連する人々とのコミュニケーションが円滑に行われます。
  • 修正や追加要求が容易
    新しい要求や修正があった際にも、チケットを追加または更新することで情報が即座に共有されます。

Redmineとは

Redmineは、このチケット駆動開発をサポートするオープンソースのプロジェクト管理ツールです。Webブラウザ上で操作できるため、どこからでもプロジェクトの状態を確認できます。

Redmineの基本機能

課題追跡(Issue Tracking)

Redmineでは、タスクやバグ、機能要求などの課題を「チケット」として追跡できます。チケットにはステータス、優先度、担当者、期限などを設定することができ、これにより進捗状況を一目で把握できます。チケットはプロジェクトやチームメンバー間で共有され、効率的な作業が可能です。

プロジェクト管理(Project Management)

Redmineは複数のプロジェクトを同時に管理できます。各プロジェクト内で課題、文書、ファイル、Wikiなどを独立して管理できるため、プロジェクトごとの進捗やリソースを効率よく管理できます。

ガントチャートとカレンダー(Gantt Chart and Calendar)

ガントチャートとカレンダー機能を使用して、プロジェクトのタイムラインや期限を視覚的に管理できます。これにより、プロジェクトの全体像を把握しやすく、リソースの配分も計画しやすくなります。

バージョン管理(Version Control)

RedmineはGit、Subversion、Mercurialといった主要なバージョン管理システムと統合できます。これにより、ソースコードの変更履歴やブランチ、タグ情報をWebインターフェースから確認できます。

メール通知とプラグイン(Email Notifications and Plugins)

課題の新規作成やステータス変更などについてメールで通知を受けることができます。また、多数のプラグインが利用可能で、必要な機能を簡単に追加できます。これにより、Redmineはさまざまな用途でカスタマイズが可能です。

フォーラムとニュース(Forums and News)

内部のフォーラムとニュース機能を利用して、プロジェクト関連のアナウンスメントやディスカッションを行うことができます。これにより、チーム内のコミュニケーションが円滑になります。

Redmineの基本的な機能とチケット駆動開発への適用

チケット(課題)の作成・管理

Redmineでは、新しいタスクや課題をチケットとして登録できます。チケットには、担当者、期限、進捗率、関連するドキュメントやファイルなど、多岐にわたる情報を紐付けることができます。

チケットは階層化しよう!

ウォーターフォールなどの開発であれば、例えば以下のように開発工程ごとに階層化してチケットを作成しましょう。実装を機能ごとに分ける場合などは、実装チケットの配下にさらに「実装_機能A」「実装_機能B」のように子チケットとして登録しましょう。これにより、各工程でかかった工数を合計作業時間として集計することができるほか、ガントチャート使う際も各工程毎の進度が分かり便利です。

プロジェクト管理

Redmineでは、複数のプロジェクトを同時に管理することができます。これにより、大規模な開発でも複数のプロジェクト間の依存関係やリソースの調整を円滑に行うことができます。

予実分析

実際の作業時間と予定時間を比較することで、どのタスクにどれだけの時間がかかっているのか、どのタスクが予定よりも遅れているのかなど、プロジェクトの健全性を一目で把握することができます。

ガントチャートやカレンダーを利用した進捗管理

タスクの開始日や終了日、依存関係を視覚的に表示することで、プロジェクト全体の流れや個々のタスクの状態を一目で把握することができます。

Redmineでチケット駆動開発を行う際のベストプラクティス

データの蓄積と分析

プロジェクトデータの効果的な蓄積と分析は、成功への鍵です。Redmineを最大限活用するためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 予定と実績の入力: 作業開始前にタスクにかかる工数を見積り、予定工数として入力しましょう。そして、作業中はかかった工数を入力していきます。この工程を行うことで、予定と実績のデータが得られ、「予定通りに進んでいるのか」、「かけた工数と進捗に乖離はないか」の確認を行えるようになります。
  • 進捗の監視: チケットのステータスを定期的に確認し、プロジェクトの進捗を監視しましょう。適切な対策を早めに講じることで、スケジュール遅延や品質の問題を回避できます。
  • レポートの作成: Redmineはさまざまなレポートを提供しています。これを利用して、プロジェクトの進行状況や問題のトレンドを可視化し、データ駆動の意思決定を行いましょう。

回数を重ねることで工数見積もりの精度を向上!
予実管理を導入したての頃は、なかなか予定と実績が乖離してしまうことも多いでしょう。しかし、回数を重ねていく毎に過去のデータが蓄積されていくので、それを参考により正確な工数見積もりを行えるようになります。もし、「いつもスケジュール通りにいかない」など悩みを抱えているのであれば、まずは予実管理から始めてみましょう。

チケットに情報を集約

チケット駆動開発において、クリアで詳細なチケットを作成することはプロジェクトの成功に向けた鍵です。クリアで詳細な情報が含まれたチケットは、プロジェクトメンバーやステークホルダーにとって非常に有用で、作業の効率性と透明性を高めます。以下では、チケットにどのように情報を集約すべきかについて詳しく説明します。

  • 明確なタイトル:チケットを作成する際に、タイトルは特に重要です。タイトルはそのチケットの内容を簡潔に表現するためのもので、他のメンバーが一目で理解できるようにしましょう。例えば、「ユーザー登録フォームの修正」といったタイトルは、その内容が明確です。
  • 具体的な説明:チケットの説明欄には、その課題やタスクについての具体的な情報を提供しましょう。この説明は、他のメンバーや担当者がチケットを理解し、実行するために必要な情報を含むべきです。具体的なタスクの要件や作業手順を明記しましょう。
  • コメントと履歴:チケットにはコメントと履歴が記録されます。チームメンバーやステークホルダーとのコミュニケーションや作業の進捗に関する情報をコメントとして追加しましょう。メールや口頭でのやり取りは埋もれてしまい、いずれ確認できなくなってしまいます。チケットでやり取りを行っていれば、関連する情報がすべてチケットに集まるので、あとから見返した際も情報がまとまっており便利です。チケットの変更履歴も記録され、誰が何を行ったかを追跡できます
  • 添付ファイルの利用:チケットに関連するドキュメント、画像、スクリーンショットなどのファイルを添付することができます。これにより、関連する情報へのアクセスが容易になります。例えば、UIの変更が必要な場合には、UIデザインのスケッチや画像、もしくは仕様書そのものを添付することが役立ちます。
  • 関連リンク:チケットには関連するリンクを追加することができます。これにより、他のチケットやプロジェクト内のドキュメント、外部リソースへのアクセスが容易になります。関連情報へのリンクを提供することで、チームが必要な情報を迅速に見つけられるようになります。

チケットの整理

プロジェクトのタスク管理は、タスクの整理と優先順位付けがスムーズに行えるかどうかに大きく影響します。この記事では、プロジェクト管理においてタスクを整理するための重要なステップに焦点を当て、チケットの整理について詳しく説明します。

  • 優先度の明確化:チケットを整理する際、優先度の明確な設定が重要です。Redmineでは「高」「中」「低」などの優先度を指定できます。これにより、どのタスクが最も重要かを明示し、チーム全体が優先順位に従って作業できるようになります。優先度の設定は、プロジェクトの進行をコントロールするための基本です。
  • 状態の管理:チケットの状態を適切に管理することも重要です。Redmineでは「未着手」「進行中」「完了」などのステータスを設定できます。タスクの進捗が透明になり、どのタスクがどの段階にあるかを把握できます。ステータスの適切な更新は、タスク管理の効率性を向上させます。
  • 担当者の割り当て:各タスクに適切な担当者を割り当てることは、プロジェクトの円滑な進行に不可欠です。Redmineではタスクごとに担当者を指定でき、誰がそのタスクに責任を持つのかが明確になります。担当者の割り当ては、タスクの所有権と責任を明示化し、コラボレーションを促進します。
  • 期限設定:期限の設定はプロジェクト管理において非常に重要です。Redmineではタスクごとに期限を設定でき、タスクの締め切りが明確になります。期限に対する遵守は、スケジュールの管理とプロジェクトの進捗を確保するために必要です。
  • 親子関係と依存関係:Redmineではチケット間の親子関係や依存関係を設定できます。親子関係を使用すると、複数のサブタスクを1つの親タスクにまとめ、全体の進行状況を把握できます。依存関係を設定することで、特定のタスクが他のタスクの完了を待つことができ、タスク間の連携が円滑になります。

チームとのコミュニケーションの強化

Redmineは、チームとのコミュニケーションを強化するためのツールとしても非常に優れています。単なるタスク管理ツール以上の機能を持ち、知識の蓄積や情報共有のプラットフォームとしての側面も併せ持っています。

  • チケットのコメント機能
    チケットにコメントを追加することで、タスクに関する議論や疑問点、提案などをリアルタイムで共有できます。これにより、ミスのリスクを減少させたり、複数のメンバーの意見や知識を活用してより適切な解決策を導き出すことが可能となります。
  • RedmineのWiki機能
    この機能は、プロジェクトや組織内の知識を集約し、整理・共有するのに非常に便利です。新しいメンバーが参加した際のオンボーディングや、特定の技術や業務知識のドキュメンテーション、ベストプラクティスの共有など、様々な用途で使用することができます。Wikiは編集履歴を持つので、情報の変遷も追跡可能です。
  • アクティビティや更新履歴
    ユーザーごと、またはプロジェクトごとのアクティビティを一覧できることで、チームメンバーの作業状況や最新の更新情報をリアルタイムで把握することができます。
  • フォーラムやニュース機能
    これらの機能を活用することで、プロジェクトのアップデートや重要なお知らせ、更にはメンバー間のディスカッションを中央集権的に行うことが可能となります。これにより、散在する情報や議論を一元化し、後から参照しやすくすることができます。
  • ファイルやドキュメントの共有
    Redmine内で直接ファイルをアップロードし、関連するチケットやWikiページに添付することで、必要なドキュメントや資料を効率的に共有することが可能となります。

これらの機能を組み合わせることで、Redmineは単なるタスク管理ツールを超え、チーム全体の知識や情報のハブとしての役割を果たします。これにより、チームの生産性の向上や、知識の損失を防ぐことが期待できます。

まとめ

この記事では、Redmineを活用したチケット駆動開発の効果的な進め方とベストプラクティスについて詳しく説明しました。以下は主要なポイントのまとめです。

  • チケット駆動開発は、開発タスクを「チケット」として管理するアプローチで、タスクの明確化と効率的な進捗管理に役立ちます。
  • Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ツールで、課題追跡、プロジェクト管理、ガントチャート、バージョン管理、メール通知、プラグイン、フォーラム、ニュースなどの基本機能を提供します。
  • Redmineを使ったチケット駆動開発において、データの蓄積と分析チケットの情報集約チケットの整理、チームとのコミュニケーション強化が重要です。
  • チケット駆動開発では、タイトル、説明、コメント、添付ファイル、関連リンクを含む詳細な情報をチケットに集約することが効果的です。
  • タスクの整理には優先度の設定、状態の管理、担当者の割り当て、期限の設定、親子関係と依存関係の設定が役立ちます。
  • Redmineはチームとのコミュニケーションを強化するツールとしても利用でき、コメント、Wiki、アクティビティ、フォーラム、ファイル共有などが有用です。

これらのベストプラクティスを適用することで、チームは効率的にプロジェクトを進め、透明性を確保し、プロジェクトの成功に貢献することができます。

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https://www.redmine-power.com/redmine/redmine%e3%82%92%e6%b4%bb%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e3%83%81%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88%e9%a7%86%e5%8b%95%e9%96%8b%e7%99%ba%e3%81%ae%e5%8a%b9%e6%9e%9c%e7%9a%84%e3%81%aa%e9%80%b2%e3%82%81%e6%96%b9/feed/ 0
Redmineで工数管理と工数入力 https://www.redmine-power.com/redmine_studio/concept/ https://www.redmine-power.com/redmine_studio/concept/#respond Sat, 01 Jul 2023 09:06:43 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=513

Redmine Studio 簡単な入力で工数管理を!

Redmine 工数管理の基本

工数管理の重要性

工数管理は、プロジェクト管理における重要な要素の1つです。それは、タスクの予定と実際の作業時間を追跡し、プロジェクトの進行状況を評価し、必要に応じてリソースの再配置などを行います。効果的な工数管理により、予算内で、予定通りにプロジェクトを完了することが可能になります。

Redmineでの工数管理の基本

Redmineでは、各イシュー(タスクや作業項目)に対してチケットを作成し、必要な作業時間(予定工数)実際の作業時間(実績工数)を記録することができます。これにより、プロジェクトの進行状況を正確に把握し、予定と実際の差異を明確にすることが可能となります。

  • 進行状況の把握:予実管理により、プロジェクトや業務が予定通りに進んでいるか、遅れているか、進行度合いを定期的に把握することが可能になります。
  • 問題の早期発見と対策:計画と実績の差異を分析することで、問題が発生している箇所やその原因を早期に発見し、対策を講じることができます。
  • リソースの最適化:工数管理は、リソース(人員、時間、費用など)の最適な配分を可能にします。適切な調整により、全体の効率性や生産性を向上させることができます。
  • 改善の機会:予実管理を通じて、過去の経験から学び、将来のプロジェクトや業務の計画精度を向上させることができます。
  • 手間とコスト:予実管理のためのデータ収集、分析、報告には手間とコストがかかります。これらは業務の効率性を損なう可能性があります。
  • データの精度:予実管理の効果は、入力されるデータの精度に大きく依存します。不正確なデータは誤った結論を導き、プロジェクトや業務に悪影響を及ぼす可能性があります。

Redmine Studio で楽々工数入力

Redmine Studio では、

Redmine
Microsoft Teams
Microsoft Outlook

から作業内容を自動で取得し、ドラッグ&ドロップで簡単に工数を入力することができます!

実際の活動に基づいて入力することができるため、正確な工数を簡単に記録でき、精密な工数管理が可能となります。

チケット表編集で状況把握

さらに、チケット表編集を使えばプロジェクトの進行状況を簡単に確認&更新することができます。

  • 進捗管理:予定や実績、期日などを一目で確認できるので、スケジュールに遅れが出てないか簡単に確認できます。
  • データ抽出:ピボットテーブル機能でデータ抽出を行い、各メンバーの稼働状況・残リソース等を確認できます。
  • 工数管理:データ抽出によって残リソースを確認し、Excel感覚で各チケットの担当や期日などを簡単に変更することができます。

まとめ

Redmineには予定と実績を記録する機能があり、それらを用いて工数管理を行うことで、

  • 進行状況の把握
  • 問題の早期発見と対策
  • リソースの最適化
  • 改善の機会

などのメリットが受けられます。

一方で、

  • 入力の手間とコストがかかる
  • データの精度に依存する

というデメリットがあります。

Redmine Studioでは、
自動的に作業内容を取得し、実作業に基づいた正確な工数を簡単に入力することができます。
あなたのプロジェクトでも、ぜひ活用してください!

工数入力アプリ

Redmine Studio

TimePuncher イメージ

Redmine Studioは、ドラッグ&ドロップするだけで、簡単に工数を入力することができます。

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https://www.redmine-power.com/redmine_studio/concept/feed/ 0
RedmineStudio レビューチケットへの転記機能 https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_04/ https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_04/#respond Tue, 25 Jan 2022 08:53:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=1407

Comming soon… >>

はじめに


RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビューの開催チケットや依頼チケットにWikiの記述を転記する機能についてです。本機能を使うことで、定型的な文言をWikiに定義しておき、それをトラッカーやタイトルに応じてチケット作成時に自動で説明に追加することができるようになります。

もともとは『レビューチケットを作成する時に、工程ごとのレビューのチェックリストをチケットの説明に自動で追加したい』というフィードバックをいただいたことがきっかけで対応した機能でした。

Wikiの記述をチケットに転記ってどういうこと?

百聞は一見に如かず、ということでまず何ができるのかお見せしたいと思います。

このような「レビューチェックリスト」という名前のWikiがあったとします。そして、その中の「実装レビュー」のチェックリストを実装レビューのチケットに追加したいとします。

この場合、以下のように『レビュー対象のチケットのタイトルに「実装」が含まれていた場合、その開催チケットには、「レビューチェックリスト」ページの「実装レビューチェックリスト」セクションの内容を転記してね!』という風に設定を追加します。

この状態で条件を満たすように、タイトルに「実装」が含まれるチケットを対象として、「チケット作成」を実行します。

すると、以下のように開催チケットの説明に実装レビューのチェックリストが転記されます

いかがでしょうか?
このように、②のチケットと転記内容の設定を工夫することで、工程ごとのチェックリストを、それぞれのレビューチケットに自動で追記することができるという機能となっています。

以降では詳細な設定方法について解説していきます。

やりかた

転記機能の有効化

レビュー画面を開いて、左下の「」をクリックしてください。「レビューの説明」のタブを選択して、「開催チケットへの転記」もしくは「依頼チケットへの転記」にチェックを入れ、転記の設定を追加することで、転記機能を有効にできます。

ここでは転記を実施したいチケットの種類に応じて、「開催チケットへの転記」と「依頼チケットへの転記」を使い分けてください。RedmineStudio を使ったレビュー作業でのチケット構成についてはこちらをご覧ください。

転記の設定のやり方

個別の転記の設定のやり方について解説します。

「プロジェクト」「レビュー対象のトラッカー」「レビュー対象のタイトル」の設定を使って、転記を行う条件を設定し、「Wikiページ」以降の設定で転記する内容を設定していきます。

  • プロジェクト
    • 説明を追加したいチケットのプロジェクトを選択してください。プロジェクトの「モジュール」の設定で「Wiki」が有効になっていない場合、選択肢に表示されません。
  • レビュー対象のトラッカー
    • レビュー対象のチケットのトラッカーを選択してください。この場合の“対象”はあくまで「レビュー対象のチケット」であり、その後、チケット作成によって作られる開催チケットや依頼チケットではないことに注意してください。また「指定なし」の場合、トラッカーに関係なく、転記の対象となります。
    • 後述の「レビュー対象のタイトル」の条件とはANDで判定が行われます。したがって、両方とも設定した場合、どちらの条件も満たすチケットのみが転記の対象となります。
  • レビュー対象のタイトル
    • レビュー対象のチケットのタイトルの条件を正規表現で設定してください。単純に文字列を入力した場合、レビュー対象のチケットのタイトルがその文字列を含む場合、有効になります。また、空欄の場合、タイトルに関係なく、転記の対象となります。
  • Wikiページ
    • 転記したい記述が存在するWikiページを選択してください。選択したプロジェクトに存在するすべてのページが選択肢として表示されます。
  • ヘッダーを含める
    • 転記する内容にヘッダーを含めるかどうかを選択してください。デフォルトでは有効になっており、「ヘッダー」部分も含めて転記する設定となっています。
  • ヘッダー
    • 転記したい記述が存在するセクションのヘッダーを選択してください。選択することで、転記の範囲をページ全体ではなく、そのセクションに限定することができます。「指定なし」を選択するとページの全体が転記されます。

上記の例では、以下のような転記を実現することができます。

  • 対象チケット:トラッカーが「実装」である
    転記内容:「レビューチェックリスト」「実装レビューチェックリスト」(ヘッダー無し)
  • 対象チケット:タイトルに「テスト設計」を含む
    転記内容:レビューチェックリスト「テスト設計チェックリスト」セクション

また、これらの転記の設定は右上の「テスト」ボタンを押すことで、転記される内容を確認することができます。意図した通りの内容になっているかどうか確認する際にお使いください。

さいごに

以上で、チケットの説明にWikiの記述を転記する機能についての解説は終了です。

いかがでしたでしょうか?

『工程ごとに異なるチェックリストをそれぞれの工程のレビューチケットの説明に追加する』

この、ちょっと聞いただけでも面倒くさそうな作業の省力化にRedmineStudioが少しでも貢献できたなら、とてもうれしいです!

実際に転記される文字列を確認できる「テスト」ボタンも用意していますので、是非、実際に触ってもらって、皆様の業務に役立つような使い道を見つけていただけると幸いです。

また、機能の追加や改善に関するフィードバックはいつでもお待ちしております!
何かございましたら、是非、ご連絡ください。

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https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_04/feed/ 0
redmine_reply_button プラグイン 解説 https://www.redmine-power.com/plugins/reply_button/ https://www.redmine-power.com/plugins/reply_button/#respond Mon, 17 Jan 2022 06:53:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=1335
Contents
  1. はじめに
  2. やりかた
  3. さいごに

はじめに


Redmineのプラグイン「redmine_reply_button」の解説です。
このプラグインにより、最終更新者を担当者として編集を開始できる「返答」ボタンを追加することができます。これによりチケット上でのやり取りが一段とやりやすくなると思います!

ダウンロードはこちらからどうぞ。

以降では、チケット駆動開発の特徴の一つである「チケット上でのやり取り」について簡単におさらいをしてから、具体的なプラグインの設定方法の解説を行っていきます。

是非、最後までご覧ください。

やり取りはメールではなくチケットで

チケット駆動開発の特徴の一つに「チケット上でやり取りを行う」というものがあります。

例えば、コードレビューにおいて、以下のようなやり取りがあったとしましょう。

Aさん
Aさん

以下の処理は、なぜ while を使っているのですか?

while (true)
{
    var item = items[i] as AppointmentItem;
開催者
開催者

ホントは foreach を使っていたのですが、OutOfMemory が発生して処理に失敗することがあったので、やむなく while を使用しました。

Aさん
Aさん

そうだったのですね、了解です。
では、コードにその旨をコメントしておいてもらってもいいですか?

開催者
開催者

承知しました。
以下のように追記しておいたのでご確認ください。

Aさん
Aさん

確認しました。
対応ありがとうございます。

チケット駆動開発においては、このようなやり取りをメールやチャットで行うのではなく、以下のようにチケット上で担当者を切り替えながら実施します。

最初の指摘は、このように指摘チケットとして作成されます。その後、以下のように担当者を切り替えながら、やり取りを進めていきます。(チケット上でのやり取りを使った『チケット駆動』のレビュー作業についてはこちらをご覧ください。)

このようにチケット上で担当者を切り替えながら、やり取りを行うと以下のような利点があります。

  • 誰がボールを持っているか明確
    • チケットの担当者やステータスを確認すれば、そのやり取りが現在「誰で止まっているのか?」ということが一目でわかります。自分の未完了のチケットとなるのでユーザにとっても意識しやすいですし、朝会などで別途ピックアップすることも可能です。またチケットなのでやり取り全体の期限や、相手に回答してほしい期日を設けることも可能です。
  • 表現能力が高い
    • 一つ一つのやり取りをチケットのコメントで行うことで、テキストだけでなく、表や画像、Gifアニメ、外部サイトへのリンクなどを使用でき、非常に自由度が高く柔軟な表現が可能です。また、Redmineのコメント特有の利点としては、他のチケットへのリンクやバージョン管理システムと連動による成果物との紐づけが容易である点も挙げられるでしょう。
  • 情報がすべてチケットに記録される
    • 議論に参加した人や発言の内容を含め、結論に至るまでのすべてのやり取りの過程がチケットに記録されます。これによりメールやチャットで行った場合に比べて、やり取りが埋もれてしまうということがありません。また、これらの情報はチケットを参照できるメンバーであれば、誰でも確認することができます。そのため、共有や振り返りもスムーズに行うことができるでしょう。

プラグイン「redmine_reply_button」の強み

このように「チケット上でやり取りを行う」ことで大きな利点が得られるのですが、反面、若干の煩雑さもあります。それの相手に返答する際に、毎回、相手をチケットの担当者に設定しないといけないという点です。小さなプロジェクトではさほど気にならないかもしれませんが、プロジェクトが大きくなり、関係者が何十人といる中から毎回相手を選択するのはかなり面倒でしょう。

そこで、「redmine_reply_button」の出番というわけです。
これを使えば、担当者を相手に変更した状態でチケットの編集を開始できる「返答」ボタンが追加されるようになります。これにより一覧から相手を選ぶ必要はなくなり、手間を減らせるというわけです。

以降ではその具体的な設定方法を見ていきましょう。

やりかた

プラグインのインストール

Redmineのプラグインのフォルダにredmine_reply_buttonを配置して、Redmineを再起動してください。以下のようなコマンドで実行することができます。

$ cd /var/lib/redmine/plugins
$ git clone https://github.com/RedminePower/redmine_reply_button.git
$ httpd -k restart

設定の方法

インストールが成功するとプロジェクトの設定画面の [プロジェクト]-[モジュール] の項目に「Reply button」のチェックが表示されるようになります。「返答」ボタンを有効にしたい場合、チェックを入れてください。

これによりチケットのページに「返答」ボタンが表示されるようになります。「返答」ボタンからチケットの編集を開始すると、「最終更新者」が「担当者」に設定された状態で編集を開始することができます。

最後に更新したのがAさんなので「担当者」がAさんに変更された状態で編集を開始します

さいごに

以上でプラグイン「redmine_reply_button」の解説は終了です。

いかがでしたでしょうか?

ちょっと言葉だけだとイメージが付きにくいかもしれないので、導入の手順も簡単ですし、是非お試しください。

また、この「チケット上でのやり取り」を基本とした Redmine Studio と連携することで実施する『チケット駆動』のレビュー作業についても解説を行っています。 Redmine Studio を使うことでレビュー用のチケットの作成がとても簡単に行えるので、是非お試しください!

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https://www.redmine-power.com/plugins/reply_button/feed/ 0
redmine_date_independent プラグイン 解説 https://www.redmine-power.com/plugins/date_independent/ https://www.redmine-power.com/plugins/date_independent/#respond Sat, 08 Jan 2022 23:09:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=1289
Contents
  1. はじめに
  2. やりかた
  3. さいごに

はじめに


Redmineのプラグイン「redmine_date_independent」の解説です。
このプラグインにより「親チケットの値の算出方法」の期日に関する連動設定をプロジェクトやステータスごとに設定することが可能になります。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

以降では、期日の連動設定を使い分ける必要性について説明した上で、具体的なプラグインの設定方法を解説していきます。

是非、最後までお付き合いください。

チケットの親子関係の役割の違い

親チケットと子チケットの関係性に注目して整理していきたいと思います。通常、作業を親チケットと子チケットに分けて表現した場合、そこには包含関係があると思いますが、厳密には以下の2種類の分け方ができるでしょう。

  • WBS方式(Work Breakdown Structure)
    • WBSとは「一つの作業(Work)を複数の詳細なタスクに分割(Breakdown)し、構造化(Structure)する」という意味です。
    • WBS方式では、全体の作業を表す親チケットに対して、作業を詳細に分割し子チケットとして追加していきます。この時、親チケットの作業を子チケットが過不足なく分割していることが重要です。
    • この場合、子チケットと親チケットは連動します。例えば、子チケットは親チケットの作業を分割したものなので、子チケットがすべて終了すれば、親チケットも自動的に終了ですし、子チケットの期限が変化したら、自動的に親チケットの期限も変化することになります。
  • ToDo方式
    • ToDo方式では、WBSの場合と違い、もっとラフに子チケットの追加を行います。例えば、特定の作業をやり忘れないために子チケットを作ったり、慎重に議論が必要そうなトピックがあったため子チケットとして抜き出す、といった感じです。
    • この場合、子チケットの作業は親チケットの作業の一部ではありますが、子チケットは親チケットの作業内容を過不足なく分割したものではないため、子チケットと親チケットは連動しません。例えば、失念防止のため子チケットにしていたものが完了したからと言って、親チケットは終了できませんし、その子チケットの期限と親チケットの期限は別個に扱う必要があります。

WBS方式とToDo方式の違いを具体例で見てみましょう。

たとえば、新規の開発は「機能仕様」「設計」「実装」「テスト」という4つの工程を踏まなければならないと定められているとします。ここで「Basic認証対応」という新規の案件があったとすると、以下のようなチケットが作られることになるでしょう。

ここで「#1347 Basic認証対応」とそれぞれの「機能仕様」「設計」「実装」「テスト」のチケットの関係はWBS方式になっています。つまり、「テスト」まで終了すれば「Basic認証対応」は完了ですし、「テスト」の期日が伸びてしまうと、「Basic認証対応」の期日も自動的に伸びてしまいます。

では、ここで「機能仕様」の検討中に「実装方法について〇〇部署に確認する必要がある」という意見が上がったため、忘れないよう「#1349 設計」の子チケットとして「#1352 〇〇部署への確認」というチケットを作ったとします。

この場合、「#1349 設計」と「#1352 〇〇部署への確認」の関係はToDo方式となっています。なので、「設計」を完了するまでに「〇〇部署への確認」を行う必要はありますが、「〇〇部署への確認」が完了しても「設計」が完了するわけではありませんし、期日も別のものとなるでしょう。

プラグイン「redmine_date_independent」の強み

このように一つの案件の中でも親チケットと子チケットを「連動させたい(=WBS方式)」場合と「連動させたくない(=ToDo方式)」場合が混在することがよくあると思います。しかし、Redmineの設定では「子チケットの値から算出(=連動させたい)」か「子チケットから独立(=連動させたくない)」のどちらか一方を選択する必要があり、この設定はプロジェクトやトラッカーに関わらず、すべてのチケットに一律に適用されます。

管理画面を開いて [設定]-[チケットトラッキング] で確認可能

つまり、設定で「子チケットの値から算出(=連動させたい)」となっていると、先ほどの「〇〇部署への確認」のような子チケットの追加はできません。逆に、「子チケットから独立(=連動させたくない)」が選択されていると、子チケットの期日の変化に対して、手作業でそれを親チケットに反映する必要が出てきて、煩わしく感じる場面もあるでしょう。

そこで、「redmine_date_independent」の出番というわけです。
これを使えば「親チケットの値の算出方法」をプロジェクトやステータスに応じて柔軟に設定することができるようになります。

以降ではその具体的な設定方法を見ていきましょう。

やりかた

プラグインのインストール

Redmineのプラグインのフォルダにredmine_date_independentを配置して、DBのマイグレーションを行った後、Redmineを再起動してください。以下のようなコマンドで実行することができます。

$ cd /var/lib/redmine/plugins
$ git clone https://github.com/RedminePower/redmine_date_independent.git
$ bundle exec rake redmine:plugins:migrate NAME=redmine_date_independent RAILS_ENV=production
$ httpd -k restart

設定の方法

インストールが成功すると管理画面に「開始日/期日の独立」という項目が表示されます。ここから「親チケットの値の算出方法」を細かく設定するための設定を追加してください。

「新しい開始日/期日の独立」をクリックすると「開始日/期日の独立」の追加画面を開くことができます。本プラグインでは、全体の設定として「開始日/期日」が「子チケットの値から算出(=連動させたい)」が設定されていることを想定しています。そして、そこに個別に「子チケットから独立(=連動させたくない)」のプロジェクトを追加していく、という形で設定を行っていきます。

各項目の設定が完了したら「作成」をクリックして「開始日/期日の独立」の設定を追加してください。

  • 有効
    • チェックを外すと本設定が動作しなくなります。設定は削除したくないが一旦無効にしたい、といった場合にお使いください。
  • 対象プロジェクト
    • 対象とするプロジェクトの識別子を指定して下さい。指定されたプロジェクトでは、「開始日/期日」が「子チケットから独立」に設定されます。また、正規表現で使って指定することができます。同じ設定を複数のプロジェクトで使いたい場合などにご活用ください。
  • 適用しないステータス
    • 対象外とするステータスを設定してください。設定されたステータスを持つチケットは、上記のプロジェクトのチケットであったとしても、「開始日/期日」が「子チケットの値から算出」に設定され、子チケットに連動するようになります。
    • 「子チケット連動」のような“個別の期日を持たず子チケットの期日に連動する”ことを表すステータスを追加しておくと便利です。
  • プロジェクトの識別子
    • プロジェクトの設定ページで確認できる「識別子」です。プロジェクトの名称とは異なるのでご注意ください。

さいごに

以上でプラグイン「redmine_date_independent」の解説は終了です。

いかがでしたでしょうか?
機能としてはそこまで複雑ではないのですが、文章で説明するとなると少し長くなってしまいましたね。

チケット駆動開発においては、親チケットと連動させたい場面、させたくない画面、その両方が必ず出てくると思います。しかし、設定がすべてのチケットに一律に適用されるため、安易に変更はできないと断られる。その言い分も十分理解できますが、やっぱりもどかしいですよね。

このプラグインがそんな悩みを抱えた人の一助になれば幸いです!

今回は期日についてのお話でしたが、Redmine Powerでは『子チケットがすべて終了したら、親チケットを終了する』プラグイン(redmine_auto_close)も提供しています。
是非そちらもお試しください!

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https://www.redmine-power.com/plugins/date_independent/feed/ 0
RedmineStudio レビュー対象の工程を記録 https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_03/ https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_03/#respond Tue, 14 Dec 2021 06:28:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=1231

はじめに


RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビュー対象の工程を指定し、チケットに記録する方法についてです。

レビューの工程を指定すると「設計レビュー」や「実装レビュー」といった形で分類でき、それぞれの指摘がどの工程で行われたものかを振り返ることが可能になります。

是非、最後までご覧ください。

レビュー対象の工程を指定することのメリット

  • レビューのチケット名がカラフルに
    • 設定された工程に従って自動で「機能仕様レビュー」や「実装レビュー」といった形でチケット名がその工程を冠したものとなります。そのため、同じ機能に対するレビューだったとしても、その機能のどの工程に対するレビューなのかということが一目でわかるようになります。
  • 指摘に“工程”の情報を残せる
    • レビューアが行った指摘に対して、工程の情報を付加することができます。これにより、その指摘がどの工程で行われたのか、ということを後から振り返ることができます。例えば、工程別に指摘の数を比較したり、指摘の内容が工程に沿ったものになっていたか、といったことを分析できます。
    • このようにレビューの「指摘チケット」のカスタムフィールドにレビュー対象の工程が設定されるようになります。これらの設定は自動で行われるため、「指摘チケット」を作成するときに特に意識する必要はありません。

以降では、まず、工程の選択肢を設定するためのカスタムフィールドの追加方法について説明したあと、レビューに工程を設定するための具体的な方法について解説します。

やりかた

カスタムフィールドの追加

Redmineの設定でカスタムフィールドを追加する方法を解説します。
カスタムフィールドには種類がたくさんありますが、ここではチケットに選択肢形式のカスタムフィールドを追加する方法を解説します。追加するためにはシステム管理者の権限が必要です。

管理画面からカスタムフィールドの設定画面を開いてください。

「新しいカスタムフィールド」をクリックすると「カスタムフィールド」の追加画面を開くことができます。

まず、カスタムフィールドを追加する対象として「チケット」を選択して「次」をクリックしてください。

形式で「リスト」を選択し、「名称」と「選択肢」を入力してください。次に、追加するカスタムフィールドを表示するチケットの「トラッカー」と「プロジェクト」を選択してください。

各設定が完了したら「作成」をクリックしてカスタムフィールドを追加してください。

  • 選択肢
    • 選択肢の値を設定してください。たとえば「機能仕様」「設計」「実装」「テスト」といった具合です。設定の順番はそのまま表示の順番となります。
  • デフォルト値
    • ユーザが選択を行う前の初期値を設定できます。デフォルト値が設定されていると「必須」に指定されていても、初期値が自動で設定されるため、チケットが作成できないといったことはありません。
  • 必須
    • 追加するカスタムフィールドを必ず入力させたい場合、チェックしてください。この項目が有効になっていると、追加したカスタムフィールドに値が入っていない場合、チケットの作成ができなくなります。
  • トラッカー、プロジェクト
    • 追加するカスタムフィールドを使用する「トラッカー」と「プロジェクト」を選択してください。この設定が適切に行われていない場合、意図したチケットにカスタムフィールドが表示されないため、ご注意ください。
    • 今回の解説では追加したカスタムフィールド「検出工程」をトラッカー「レビュー開催」「レビュー依頼」「レビュー指摘」の3つのトラッカーで有効になるようにしてあります。レビュー用のトラッカーについてはレビュー用トラッカーの設定をご覧ください。

レビュー対象の工程を指定する方法

「工程を指定」の有効化

設定画面からレビューのタブを開き、「レビュー対象の工程を指定」のチェックを入れてください。それから先ほど追加したカスタムフィールドを選択してください。この設定は引き継がれるので、操作は初回のみで構いません。

有効にするとレビュー画面に「レビュー対象の工程」を指定する項目が表示されます。

レビューの工程の指定

上記で設定したカスタムフィールドの選択肢が表示されるので、適切な工程を選択してください。

ここでは、カスタムフィールド「検出工程」に設定された「機能仕様」「設計」「実装」「テスト」の4つが選択肢として表示されています。また、工程を変更することでレビューのチケットのタイトルなども連動して変更されます。

この状態でチケットを作成するとレビューの「開催チケット」や「依頼チケット」に工程が設定された状態となります。今回の例ではカスタムフィールド「検出工程」に設定されることになります。

また、「依頼チケット」の指摘作成のリンクから「指摘チケット」を作成しようとした場合も、デフォルトで「検出工程」にレビュー画面で選択した工程が設定されるようになります。これによりレビューアに追加の作業をさせることなく工程の記録ができるようになります。

さいごに

以上でレビュー対象の工程を指定し、それをチケットに記録する方法についての解説は終了です。

いかがでしたでしょうか?

レビューの振り返り、その最初の一歩が指摘を工程ごとに分類することかなって思います。本機能ならレビューアや開催者に新たな負担を強いることなく実現できますよ!

また他の記事でお会いしましょう。

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https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_03/feed/ 0
RedmineStudio レビューの方法とOutlook連携 https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_02/ https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_02/#respond Wed, 08 Dec 2021 02:07:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=1192

はじめに


RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビューの方法の設定と、一歩進んでOutlookとの連携機能についてです。

Outlookと連携することでレビューの日程調整がとてもやりやすくなります。
是非、最後までご覧ください。

レビューの方法

RedmineStudioでは、“参加者が実際に集まる必要があるかどうか?”という観点でレビューの方法を二つに分けています。

  • 机上レビュー
    • 成果物をそれぞれのレビューアが個別に確認するレビューです。開催者は、成果物を公開し期限を決めて、レビューを依頼します。レビューアは、指定された期限までに、成果物の確認を行い、必要があれば指摘を行います。
  • 対面レビュー
    • レビューアと開催者が一堂に集まって行うレビューです。開催者が成果物の説明を行い、不明点の確認や指摘をレビューアが行っていくようなイメージです。こちらは参加者が一堂に集まる必要があるため、全員が参加できる開催日時を調整する必要があります。

これらはあくまで実際に必要となる作業を基準に二つに分けたもので、一般的なレビューの種類やそれぞれのレビューの手法とは異なっていますので、ご注意ください。

やりかた

レビューの方法の指定

レビューの方法を指定する方法を解説します。

「レビュー方法の指定」の有効化

設定画面からレビューのタブを開き、「レビュー方法の指定」のチェックを入れてください。この設定は引き継がれるので、操作は初回のみで構いません。

有効にするとレビュー画面に「レビュー方法」を指定する項目が表示されます。

レビュー方法の指定

レビュー方法は「机上レビュー」か「対面レビュー」のどちらかを選択してください。デフォルトでは「机上レビュー」が選択されています。

  • 机上レビュー
    • 期間を日付単位で選択します。レビューアに確認してもらいたい期限を設定しましょう。デフォルトでは3日間に設定されています。
  • 対面レビュー
    • 開催日時を選択します。参加者の都合に合わせて、開催日時を選択してください。後述するOutlookとの連携機能が有効になっていれば、レビューのチケットを作成すると同時にOutlookに予定を追加することもできます。

Outlookとの連携

「Outlookとの連携」の有効化

設定画面からレビューのタブを開き、「Outlookとの連携」のチェックを入れてください。この設定は引き継がれるので、操作は初回のみで構いません。

Outlookの予定を作成する

「Outlookとの連携」を有効にした状態でレビュー方法を「対面レビュー」に設定すると、「Outlookの予定を作成する」のチェックが表示されるようになります。このチェックを入れた状態で「チケット作成」を行うと、チケットの登録と同時にOutlookの予定も作成することができます

この予定にはレビュー画面で設定していた“開催日時”と“レビューア”が反映されており、「会議出席依頼」をクリックすることで、そのままレビューアへ出席依頼のメールを送信することもできます。

また予定の内容も設定した項目が自動で反映されます。必要に応じて編集を行ってください。

Outlookを使って予定を調整

Outlookのスケジュール機能を使って、参加者の空いている時間帯を簡単に見つけ出すための機能です。「Outlookとの連携」を有効にすると「Outlookで予定を調整」ボタンが表示されるようになります。レビューアを選択し、ボタンをクリックするとレビューアが宛先に入った状態でOutlookの予定の画面が表示されます。

ここで「スケジュール」をクリックすると、選択されたレビューアの予定が一覧で表示されます。全員の予定が一目で確認できますので、空いている時間を選択してください。

この状態で予定の画面を閉じると、選択した時間帯がレビュー画面の「開催日時」に反映されます。この時、予定を保存する必要はありません。予定の追加も併せて行いたい場合は、上記の「Outlookの予定を作成する」機能を使用してください。

さいごに

以上でレビュー方法の設定とOutlookとの連携機能の解説は終了です。

いかがでしたでしょうか?

忙しい方々とのレビューの日程調整って、候補日を決めるだけでも苦労したりしますよね。
そんな悩みを少しでも和らげられると嬉しいです。

また他の記事でお会いしましょう。

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https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_02/feed/ 0
RedmineStudio レビュー用トラッカーの設定 https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_01/ https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_01/#respond Fri, 03 Dec 2021 00:39:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=1160

はじめに


RedmineStudioのレビューチケット作成機能についての解説です。
今回はレビュー用のチケットに対応するトラッカーを設定しようというお話です。

Redmineでトラッカーを追加する方法からアプリでの設定まで解説しています。
是非、最後までご覧ください。

レビュー用のトラッカーを設定するメリット

  • 視覚的にわかりやすい
    • デフォルトの設定ではレビュー用のチケットのトラッカーはすべて“レビュー対象のチケットと同じ”トラッカーとなります。それに対し、それぞれのチケットのトラッカーの設定を行うことで、チケット作成時に自動でそのトラッカーが設定されるようになります。
  • 工数入力・工数管理との連携が容易に
    • 「開催」「依頼」「指摘反映」の三種類の作業に対して、それぞれトラッカーを設定することで工数を入力するときの「作業分類」の設定が容易になります。作業分類の自動振り分け設定の解説も併せてご覧ください。
  • さらに詳細な設定が可能に
    • トラッカーを設定することで「レビュー方法の指定」や「レビューアの必須・任意の指定」、「指摘者をチケットに保存」などのカスタムフィールドと連携した機能が使用可能となります。

やりかた

トラッカーの追加

Redmineの設定でトラッカーを追加する方法を解説します。
追加するためにはシステム管理者の権限が必要です。

トラッカーの追加

管理画面からトラッカーの設定画面を開いてください。

「新しいトラッカー」をクリックすると「トラッカー」の追加画面を開くことができます。

名称を設定し、設定が完了したら、「作成」をクリックしてトラッカーを追加してください。
各項目については以下の点に注意してください。

  • プロジェクト
    • 追加するトラッカーを使用するプロジェクトにチェックを入れてください。チェックが入っていないと使用できません。この設定はそれぞれのプロジェクトの設定からも変更できます。
  • カスタムフィールド
    • メリットの箇所で少し触れたカスタムフィールドとの連携機能を使用する場合、ここで使用するカスタムフィールドにチェックを入れてください。
  • ワークフローをここからコピー
    • ワークフローを既存のトラッカーからコピーして設定することができます。詳細は、次のワークフローの設定の項目を参照ください。

ワークフローの設定

ワークフローとは、チケットが次に遷移可能なステータスをまとめて設定したものです。この設定は、ロールごと、もしくは、トラッカーごとに設定が行えるため、トラッカーを追加した場合、同時に設定を行う必要があります。この設定がうまくいっていないと、チケットのステータスを特定のものに更新できないといったトラブルにつながるのでご注意ください。

管理画面からワークフローの設定画面を開き、ロールとトラッカーを選択して、編集をクリックしてください。ロールによる制御を行っていない場合、ロールは「すべて」で構いません。トラッカーは、先ほど作成したものを選択してください。

デフォルトではチェックが一つも入っておらず、ステータスの遷移が全く行えない状態になっています。必要な箇所にチェックを入れ、ステータスの遷移ができるように設定してください。

トラッカーの追加の際に「ワークフローをここからコピー」の項目で既存のトラッカーを選択していると、そのトラッカーに設定されているワークフローが設定された状態でトラッカーの追加が行えます。ワークフローを新しく定義する必要のない場合はそちらをお使いください。

プロジェクトでトラッカーの確認

トラッカーの追加は以上で完了です。

正しく追加出来ていれば、プロジェクトの設定の「チケットトラッキング」の「トラッカー」の項目に追加したトラッカーが表示されているはずです。

アプリでのトラッカーの設定

アプリで追加したトラッカーをレビュー用のトラッカーとして設定する方法です。
Redmineでのトラッカーの追加作業と連続で行う場合、追加完了後にアプリを再起動してください。

レビュー用トラッカーの設定

レビュー画面を開いて、左下の「」をクリックしてください。

レビューのタブを選択し、「開催チケット」「依頼チケット」「指摘チケット」のそれぞれに追加したトラッカーを設定してください。

設定は以上で完了です。
この状態でチケット作成を実行すると以下のように、それぞれのトラッカーが設定された状態でチケットが作成されます。

さいごに

以上でレビュー用のトラッカーの設定方法の解説は終了です。

いかがでしたでしょうか?

『チケット駆動』で進めるにあたって、チケットを適切に割り当て、管理していくことはとても重要です。今回、紹介したトラッカーの設定はその第一歩となるので、是非お試しくださいね。

また他の記事でお会いしましょう。

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https://www.redmine-power.com/redmine_studio/create_ticket_01/feed/ 0
RedmineStudio レビューチケット作成 クイックスタート https://www.redmine-power.com/redmine_studio/quick_start_create_ticket/ https://www.redmine-power.com/redmine_studio/quick_start_create_ticket/#respond Thu, 02 Dec 2021 02:58:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=1049

はじめに


RedmineStudioのレビューチケット作成機能についてのクイックスタートです。
もともとはOSSの別アプリとして提供していたのですが、工数管理との連携によって、より一層便利に使っていただくため、RedmineStudioに統合しました。

RedmineStudioが提案する『チケット駆動』でのレビュー作業。
その目指すところに少しでも共感いただければ幸いです。

まずは『チケット駆動』で行うメリットと実際のチケット構成についてです。

レビューを『チケット駆動』でやるメリット

  • 指摘の表現能力が高い
    • 指摘をチケットとして行うことで、テキストだけでなく、表や画像、Gifアニメ、外部サイトへのリンクなどを使用でき、非常に自由度が高く柔軟な表現が可能です。また、バージョン管理システムと連動していれば、成果物や指摘への対応内容とリンクすることができ、確認する側も非常にスムーズに作業が行えます。
  • 誰がボールを持っているか一目瞭然
    • 「まだレビューをしていない人」や「まだ対応されていない指摘」があれば、それらは「担当者」と「ステータス」によって一目でわかります。そして、未完了のチケットとして残るので、ユーザが意識することも容易ですし、朝会などで別途ピックアップすることも可能です。もちろん、チケットなので期限を設定することもできます。
  • 正確に工数を入力できる
    • レビューアの「レビュー時間」や開催者の「対応に要した時間」など、作業の一つ一つに対し、正確に工数を記録できます。そのため、全体としてかかった時間だけでなく、どの指摘に対してどれくらいの時間がかかったか?といったことも、後から振り返ることができます。これらはレビューアの傾向やユーザの得意不得意を分析するのに役立つでしょう。
  • やり取りのすべてが残る
    • 「レビューの参加者」「誰がどの指摘を行ったか」「指摘の対応完了までの流れ」といったことは、すべてはRedmineにチケットとして残ります。そこに特別な作業は不要です。もちろん、別途、Excelで議事録を残すといった必要はありませんし、誰かがファイルを開いているから指摘を追加できないといったこともありません。

チケット構成

次は『チケット駆動』を行うにあたって、どのようにチケットを作成していくかについて説明します。RedmineStudioでは、以下のようなチケット構成でレビュー作業を実施します。

  • レビュー対象のチケット (例では #1274 )
    • レビューの対象となる作業のチケットです。レビュー作業もその作業の一部なので、それぞれのレビューチケットはレビュー対象のチケットの配下に配置されます。
  • 開催チケット (例では #1275)
    • レビュー開催者」がレビューに関する一連の作業を行うためのチケットです。一連の作業とは、企画・開催から、すべての指摘への対応の終了までです。
    • 「レビュー開催者」はレビュー全体に関わる作業をこのチケットで進めていきます。すべてのレビューアがレビューを実施し、すべての指摘への対応が完了したら、クローズします。
  • 依頼チケット (例では #1276 および #1277)
    • レビュー開催者」が「レビューア」にレビューを依頼するチケットです。「開催チケット」の子チケットとなります。
    • 「レビューア」は実際のレビュー作業をこのチケットで進めていき、自分に割り当てられたレビュー作業が完了したらチケットをクローズします。指摘がある場合、以下の「指摘チケット」として作成します。
  • 指摘チケット (例では #1278 および #1279)
    • それぞれの「レビューア」が「レビュー開催者」に指摘事項の対応を依頼するチケットです。「開催チケット」の子チケットとなります。
    • 「レビュー開催者」が対応を行い、「レビューア」がその確認を行ったら、クローズします。規模が大きい場合など、実際に対応を行うのは別の担当者でも構いません。

上記の例は、「開催者」が「A」さんと「B」さんに #1274 のレビューを依頼しています。
また、これらのチケットから、現在の状態が以下のようであることがわかります。
(このように簡単に可視化されるのもチケット駆動ゆえのメリットです!)

  • A」さんは「レビュー依頼(#1276)」を完了(=終了)し、
    指摘A(#1278)」と「指摘B(#1279)」を追加した
  • B」さんは「レビュー依頼(#1277)」は未着手(=新規)
  • 指摘A(#1278)」にすでに対応され「A」さんの確認待ち中(=承認待ち)
  • 指摘B(#1279)」は「開催者」の対応待ち中(=新規)

RedmineStudioではこのようにレビューの作業をチケット化していきます。

しかし、こんなチケットの構成を作るのは大変じゃないか?と思われるかもしれません。
そこで、レビューチケット作成機能の出番となります。

やりかた

実際のレビュー作業の進め方を見ていきましょう。
ここでは最小限の機能や設定に絞って、流れを説明したいと思います。

レビューの準備

ここは、レビュー開催者の作業となります。
レビューの「開催チケット」と「依頼チケット」を作成します。

レビューチケットの作成

入力画面の左から「レビュー」を選択し、「レビュー対象」「期間」「レビューア」を設定して、「チケット作成」ボタンをクリックしてください。

そうすると、以下のような開催者が担当者である「開催チケット」が作成され、その子チケットとして各レビューアへの「依頼チケット」が作成されます。

これでレビューの準備は完了です。

レビューの進め方

ここからは、レビュー開催者とレビューアが協力して作業を進めていきます。

レビューの実施

レビューアはレビューを実施していきましょう。
アサインされた「依頼チケット」は以下のようになっています。

指摘の追加は「指摘」のリンクをクリックしてください。

クリックすると、チケット作成画面が表示されるので、指摘の内容に沿って「題名」や「説明」を記載したら、「作成」をクリックしてください。すると以下のように「開催チケット」の子チケットとして、作成した「指摘チケット」が登録されます。

レビューアは、レビュー対象にすべて目を通し、すべての指摘を行ったら、「依頼チケット」をクローズしましょう。これにより自分がレビューし終えたことを他の人に共有ことができます。

レビュー指摘の反映

レビューアが指摘を追加してくれたら、レビュー開催者はそれに対応していきましょう。

指摘の反映を行ったら、指摘してくれたレビューアに内容の確認をお願いします。レビューアが確認して問題なければ、このレビュー指摘への作業は完了なので「指摘チケット」をクローズしてください。もし、対応内容に不足している箇所などがあれば、この「指摘チケット」上でやり取りをして、作業を完了させましょう。

レビューの完了

すべてのレビューアのレビューが完了し、すべての指摘に対して対応を行ったら、レビュー作業は完了です。チケットとしては、すべての「依頼チケット」と「指摘チケット」をクローズさせることで、「開催チケット」をクローズすることができます。

さいごに

以上で RedmineStudioを使ったレビュー作業は完了です。

いかがでしたでしょうか?
『チケット駆動』と言っても、実際の作業としてはそんなに難しくなかったと思います。

クイックスタートと言いながら、アプリの話はあんまりできませんでしたね。

まだまだ紹介できていない機能ばかりです。
使ってもらった方からのフィードバックから実現した機能もあるのでご期待ください。

ただ、このやり方を初めてご覧になられた方の中には、
突拍子もなく現実的ではないと思われた人もいるかもしれません。

もちろん、普段の業務で『慣例』となっていることには、積み重ねてきた実績があります。
そして、過去には合理的な理由があったからこそ、ここまで積み重なってきたのでしょう。

でも、僕はやっぱり提案したいです。

「Excelでのレビュー、もうやめませんか?」

レビュー用トラッカーの設定>>

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https://www.redmine-power.com/redmine_studio/quick_start_create_ticket/feed/ 0
RedmineStudio 設定④ -ユーザ一覧、データ出力- https://www.redmine-power.com/redmine_studio/settings_04/ https://www.redmine-power.com/redmine_studio/settings_04/#respond Sun, 28 Nov 2021 07:12:00 +0000 https://www.redmine-power.com/?p=969

Comming Soon… >>

はじめに

RedmineStudioの設定の解説その4です。

設定の解説は設定画面のタブごとに行っています。
本記事では、以下の設定の解説を行っています。

  • ユーザ一覧
  • データ出力

設定

ユーザ一覧

入力画面に表示したい追加のユーザを選択してください。
本設定を有効にするには、「全般」の「システム管理者のAPIアクセスキー」が設定されている必要があります。

ここで選択されたユーザは、以下のように入力画面に表示されます。これにより、作業時間の入力状況の確認したり、「共同作業」の相手として設定することができます。

「共同作業」とは、ミーティングや対面でのレビューのように一緒に行った作業について、相手の作業時間入力の手間を減らすため、事前に登録を行う機能です。相手は承認を行うだけで、設定されたチケットや作業分類の通りに作業時間が登録されます。もちろん、登録を解除して自分で入力することもできます。

データ出力

RedmineStudioでは選択された日付の作業実績をCSV形式で出力することができます。本設定では出力するCSVの形式と、それを使って外部のツールを起動する設定を行います。これらの設定を行うことで、Redmineだけでなく、会社の勤怠管理システムといった他のツールと連携させることが可能になります。

CSV

出力するCSVの形式に関する設定を行います。

  • 出力フォルダ
    出力先のフォルダを設定してください。デフォルトでは「ドキュメント」フォルダに「Redmine Studio」というフォルダを作成し、そこに出力します。
  • 出力フォーマット
    出力するCSVの項目を設定してください。デフォルトでは以下の項目が設定されています。
    • 開始時間、終了時間 :開始と終了の時刻
    • フルチケット名   :親チケットを含めたチケット名を「\」で区切った文字列
    • 作業分類      :作業分類の名称
    • 予定名       :予定の名称(≒チケット名)、入力画面で編集可能
  • ファイルの保持数
    保持しておくファイルの上限数を設定してください。設定された保持数を超えた場合、もっとも古いものから削除されます。
  • 出力後にファイルを開く
    出力した後にファイルを開くかどうかを設定してください。ファイルはPCの設定で csv に紐づけられたアプリで開かれます。

外部ツール

出力したCSVファイルを引数として外部ツールを起動させるための設定を行います。
この時のCSVファイルは一時フォルダ(%TEMP%)に保存され、処理の完了後に削除されます。

  • 外部ツールのパス
    外部ツールのパスを設定してください。
  • コマンド引数
    外部ツールの引数を設定してください。「{filename}」と入力することで外部ツールに、出力したCSVファイルのパスを渡すことができます。

例えば、以下のように設定を行います。
 「外部ツールのパス」:C:\Program Files (x86)\Notepad++\notepad++.exe
 「コマンド引数」  :{filename}

この状態で入力場面の「外部ツール」をクリックすると出力されたCSVのパスを引数にしてnotepad++が起動されます。

上記の例はあくまでテキストエディタでCSVファイルを開くだけですが、外部ツールに会社の勤怠管理システムを設定すれば、Redmineに作業時間を登録するのと同じように、勤怠管理システムとも連携を行うことができます。また、バッチファイルなどを挟むことで、より柔軟な処理も可能となるでしょう。

是非ご活用ください。

さいごに

これでRedmineStudioの設定の解説その4は終了です。
他の設定に関してはリンク先をご覧ください。

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https://www.redmine-power.com/redmine_studio/settings_04/feed/ 0